「被写界深度」とは、ピントを合わせた距離前後の、ピンボケが発生していない範囲の広さのことです。 「ピンボケが発生していない」とはどういうことか、についてですが、 実は、ピントを合わせた所から距離がちょっとでもずれるとピンボケが発生しています。 ですが、ボケ量が目に見えないほど少なければ問題ないので、そういう許容範囲を定めた上で、 それに収まっている場合は「ピンボケは出ていない」とし、 そういう距離範囲のことを「被写界深度」と読んでいるのです。 L3のレンダラーでは、この許容範囲を「画面横幅の0.1%」としています。 単純に1ピクセル以内、とかそういう方式にしていないのは、 解像度を変えても見かけのボケ量が変わらないようにするためです。 |
また、現実では、被写体が近づくとどんどんボケ量が大きくなっていきます。
(遠くの方は、ある一定量に収束します)
これをそのまま計算していたのでは際限がありませんので、L3のレンダラーでは、
ボケ量の上限を設定するようになっています。