DOGA-Lシリーズは、まったく初心者の方でも、
手軽にCGアニメーション (以下CGAに略す) の楽しさを体験していただくことを目的に開発された、CGA入門システムです。
DOGA-Lシリーズは、難しい CGA を、
ステップアップ構想に基づいて
少しずつ段階的に勉強できるように設計されておりますので
まったくの初心者でも、CGアニメーション
制作の流れを学びながら、楽しく作品を制作するこ
とができます。
DOGA-L2 の登録料は 2000/11/15 より、2,000円から1,000円に値下げいたしました。
DOGA-L1 では、CGA の概要を修得することをめざし、
オリジナルメカをデザインし、それに動きをつけ、宇宙空間をバックに戦闘機のドッグファイトといったアニメーションが簡単に作成できるシステムになっています。
DOGA-L2 では、L1で修得した知識を元に、さらに高度な表現力を持ったCGアニメ
を制作しながら、その課程で、「材質の表現」、「多関節物体」、
「キーフレーム」などについて勉強できます。
なお、99年5月10日に公開した Version 1999.5.1 より、DOGA-L2 はシェアウェア化いたしました。
登録するまでは「アニメーションを表示する」の機能が使用できなくなっております。
レジスト料金は2,000円になっておりますので、すべての機能の使用を希望される場合は、登録をお願いいたします。
DOGA-L3 では、L2 に比べ、以下のような機能が増えています。
- 材質設定
L2 では、質感や模様は用意されているサンプルの中から選択していましたが、
L3 では、詳細までユーザーが自由に設定することができます。特に面白いのは、
多様なマッピングとセルアニメ調の質感でしょう。
- アクションデザイン
L2 のポーズという概念に時間軸が加わり、アクションというデータになりました。
アクションのカット&ペーストができるだけでなく、それをファイルとして出力し、さ
らに、他の多関節物体に流用することが可能になりました。
- その他
レンダラー自体が変更されており、表現力が格段にアップしています。ま
ず、物体の影が落ちるようになりましたし、太陽や強いライトを見たときに発生する
レンズフレアなども出すことができます。
CGアニメーションを多くの方に楽しんでいただこうと考えたとき、一番問
題となるのが、“CGは難しい”ということです。“高度な知識と高い技術”と
いう壁が、初心者の前に立ちふさがっており、多くの方が最初からあきらめて
います。
そこで我々は、易しいところから、少しずつ段階
的に修得できるような入門環境が必要であると感じました。
- まず、とにかく簡単で、必要最小限の機能だけがあるソフトで基礎を勉強する。
- それができるようになってから、もう少し高機能なものに挑戦する。
- このようなソフトを複数用意することで、高度な知識や技術を身につける。
つまり“知識と技術”という高い壁の前に階段を作ってやるのです。我々
はこの計画を「ステップアップ構想」と呼んでいます。
DOGA-L1は、ステップアップ構想の最初のステップとして開発されました。
L1では、事前に必要とされる難しい知識や複雑な操作を、極力無くしています。
また、当面使うとは思えないような高度な機能は、初心者にとって理解を妨げ
るものだと考え、省略しました。
ですから、プロの方が使うには機能が足りず、表現にも限界があります。
でも、まったくの初心者が始めるには、この方が分かりやすいはずです。そし
て、L1をすべて修得した後に、L2,L3と進むことで、本格的な機能や表現を得
ることができます。
このL1は、
- CGには興味はあるが、難しそうだと思っている方
- 他のCGソフトは難しすぎて、挫折してしまった方
に、ぜひ使っていただきたいと思います。
必ずや“なんだ、CGってとっても簡単じゃないか!”と喜んでいただける
でしょう。
また、
- CGなんか、別に興味はないという方
- パソコンは持っているが、あまり活用していない方
も、ぜひさわってみてください。
自分の作ったキャラクターが動き出したとき、“あぁ、CGアニメーションっ
て、とっても面白い!”と驚かれるでしょう。
そして特に、若い方に使っていただきたいと思っています。L1は、小学生
にでも問題なく使えるはずです。多くの方が、小学生のころから、映像を作る
ということに慣れ親しめば、10年後、20年後の映像文化は大きく発展すると思
いません?
L1によって、より多くの方に、映像を創る楽しみを知っていただきたいと
思います。